みなさんこんにちは。
だんだんとGWが近づいてきましたね。楽しみですね＼(^o^)／
さて、久しぶりにコアの木材でペンを制作しましたのでご紹介させていただきます。
コアやハワイアンコアと呼ばれ、ハワイ諸島固有の木材になります。
古来から原住民に親しまれてきた木材で、コアとは現地の言葉で【勇気】や【戦士】といった意味だと言われているそうですね、用途としてはウクレレなどの楽器が有名ですが、カヌーなどもコアの木材で作られるそうです。
木材の特徴は適度に固く、加工がしやすいことになるかと思いますが、私たちを魅了する一番の魅力は、カーリーと呼ばれる杢を表すことになります。
我が国では縮杢と呼ばれ、栃の木に多く見られる杢になります。比較的柔らかい木材に現れる杢ですが、コアの樹にはカーリー杢が現れやすい条件があるのかもしれませんね。
知ってる方も多いと思いますが、一応縮杢はどのような場所に発生しやすいのか説明します。
樹がまっすぐに生えているときにはこの木目は入りません。樹が途中から何かの理由でねじれたり、曲がったりした場合に、その曲がる力が加わった場所に現れることが多いです。
人間で言えばお辞儀をした際の背中とお腹の部分に入ります。
また、製材した際には板目よりも柾目の方が綺麗な縮杢が入っていることが多いです。
コアの樹は栃の木に比べ、重く硬い木材です。傷がつきにくく、汚れも目立ちにくいとも言えますね。
また、色彩についても光の当たり具合によって黄金色の木肌を表す場合や、単一ではない色彩がアクセントとなって木目を形成していることも多いです。
最近では資材が枯渇してきており、杢のしっかり入った素材を入手する機会がとても減っています。
手元の良材も残りがとても少なくなりました。
貴重で良い木目の商品なのでコアの樹が好きな方に、木目が好きな方に、大切に扱っていただける方に購入していただければ幸いです。
最後に私のGWの予定ですが、岐阜県で開催される木材市に仕入れ（目の保養）とそれ意外の日は水楢の巨木の製材を行う予定です。
水楢の巨木は長さ２ｍ直径1.2ｍ程の丸太ですが、製材機に入らないのでチェーンソーで良い部分だけ板に挽いてみようかと思っています。樹齢が高い水楢の樹なのでどのような木目が出るのか楽しみですね。
それでは最後まで読んでいただきましてありがとうございました。
みなさんも楽しいGWを過ごせるといいですね。またよろしくお願いします。
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