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GLF2022 屋久杉 泡瘤(紹介)

ボールペン

今回はminneさんにて販売を行いはじめた屋久杉 泡瘤について紹介していきます。

グッドライフフェア2022にも数本持っていきますので楽しみにしていただければと思います。

屋久杉とは 屋久杉は屋久島に自生する杉で基本的には樹齢1000年以上の天然杉を屋久杉と呼びます。標高が高く、一年中雨や降雪がある屋久島の杉は身を守る為に本州の杉の6倍ほど樹脂を蓄えると言われています。 花崗岩が多い屋久島では樹木の生育に適した土壌では無く、根がしっかりと張れず、寒冷地で雨も一年中降る悪条件の中では樹木の成長はゆっくりになり、1年で1ミリほどしか成長できない屋久杉もあり年輪が細かく、その木目は鶉杢など鑑賞に適した木目を表し、非常に高価な値段で取り引きされてきました。

現在は世界自然遺産に認定されたことがきっかけとなり2001年より新たな屋久杉の伐採が禁止されているため、現在流通している屋久杉や小杉はそれ以前に伐採されたものか、工事の支障木として市場に出された屋久杉になっており、基本的には今後手に入れることができなくなってくる木材になります。

そして、屋久杉泡瘤とは屋久杉に極稀にできる瘤のことになります。 瘤には数種類の瘤の呼び名がありますが、その中でも最も希少とされているのが泡瘤になります。 屋久杉でさえ手に入りにくく希少で高価ですので、その瘤がいかに手に入りにくい物であるか想像に難しくありません。

泡瘤 素材

当工房で扱う泡瘤は屋久島まで端材を持っていき、現地で屋久杉や泡瘤を扱う専門の方から話を聞き、手で触り、香りを確かめて本物の泡瘤であることを確認してきた素材になります。

泡瘤を製材したもの

1000年前後痩せた花崗岩の大地で風雨に晒されてきたことも瘤ができる一因になっており、縄文杉のように荒々しく屋久杉の泡瘤らしい手触りを体感していただくように、あえて自然にできている傷の補修やコーティングによるなめらかな仕上げは行っておりません。

なにかの縁で私のもとに来てくれた屋久杉の泡瘤。一時は泡瘤では無いのではないかと業界関係者に言われたことから屋久島へ端材を持ち込んで泡瘤に詳しい業者や工房をめぐり、色々と貴重なお話を聞かせていただいたこと、私に学びを与えるきっかけを作ってくれたこの素材にはとても思い入れがあります。

この先このような貴重な素材に出会えることがないかもしれませんので、大切に大切に1本1本価値をわかっていただける方にお届けしたいと思います。

日本を代表する銘木、屋久杉のさらに希少部位、泡瘤について興味のある方はミンネさんの販売サイトかグッドライフフェア2022にお越しいただければと思います。

 

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