6回目の投稿です(最終回)
イオンモールKYOTO内のアークオアシスさんにて販売している木軸ペンと木板の説明です
3種類の樹種を6回にわたって紹介してきましたが、今回が最後になります
ニレ瘤の木板の特徴という前に、ニレは広葉樹の王様、欅の仲間で欅に木目は良く似ています
ニレ科の中に欅が入っているのでニレの方が先輩だったのでしょうか?
私が使用しているニレの部材は瘤になりまして、比較的ニレの樹は瘤ができやすいそうです、またニレの瘤は枝が密集して瘤を作り出し、美しい模様を作り出しています
サンプルの木板や木軸ペンはニレ瘤の中でもめちゃくちゃ瘤杢が密集している素材を使用していますので、まさに瘤杢といった木板になっています
木軸ペンも135mmの長さの中に景色を表せるように、杢のうねりのある部分を厳選して切り取って作品にしています
次はキングウッド
キングウッドはローズウッドの一種でワシントン条約によって輸入または材料の入手がとても難しい素材の1つになっています
元々は王侯貴族がキングウッドの色調や手触りなど、素材として優れている部分に惚れ込んで使用したことや、元々の素材のポテンシャルの高さから樹の王様キングウッドと呼ばれるようになりました
木板の特徴はキングウッドらしい紫色の色調の中に黒色のラインがストライプとして入り高貴な雰囲気を醸し出し、手触りも良いです
木軸ペンも木板と同様気品のある仕上がりとなりましたので、是非手に取って、キングウッドの持つ重みや手触りを確かめていただければと思います
最後は欅(玉杢)です
欅は私のとても好きな樹種で、特に玉杢や欅らしい力強い木目のうねりのある板目はテンションがあがってしまいますね
その中でも今回使用している素材は欅の老木で樹心がウロになって枯れかけていた立木でしたが、その樹皮には幾重ものボコボコした玉杢が入り、素材の色彩も濃い茶色や部分によっては黒色をした特殊な欅を使用しています
木板は芯材と辺材の紅白を使用しました。辺材は白っぽく強度はあまり無い為にペンには適していませんので色彩の濃い芯材を木軸ペンに使用しています
ペンの特徴は欅らしからぬ黒っぽい色彩をしていること、またうねりのある存在感のある木目をしていることです
黒い色彩のペンは高級感がありますし、欅であればなおさら珍しいため貴重です
こちらの商品もじっくり木目を見て楽しんでいただければと思います
さて、18種類の紹介が終わりました
私もまだ売り場の見学に行けておりませんが、12月19日に店舗にメンテナンスに行こうと計画しています
是非時間のある方やお近くの方はアークオアシス京都駅前店さんに足を運んでいただければと思います
そして、良かった~とかイマイチだったよ~とか感想をミンネさんのメッセージ機能であったり、HPのお問い合わせから知らせていただければ今後のサービスの向上に繋がっていくと思います
これからも良い素材を積極的に仕入れ、みなさんが欲しがるような、そして大事に扱っていただけるような商品を作って行きたいと思っておりますのでよろしくお願いしますね
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