みなさんこんにちは。
先日私の住む地方が梅雨入りしたみたいですね。
私は普段中央アルプスの麓、1600m程の山の中で仕事を行っていますが、梅雨時期には山特有の蚊が大量発生し防虫ネットを被らないと発狂してしまう位、顔の回りがすごいことになります。(本当です)
ベテランの登山者の方なら納得してもらえる話ではないかと思うのですが、梅雨時期に標高1500m前後を歩かれる方は防虫ネットの携行をおすすめします。
変な話から入ってしまいましたね・・。今回はアカシアの瘤です。
市場に出てくる供給量が少なく、瘤は更に珍しいですねw木目も大変細かくペン向きの素材でした。
アカシアとは日本では街路樹や河川敷によく生えているニセアカシアと呼ばれる樹になります。
私は仕事柄ニセアカシアの伐採作業を行いますが、一番初めにニセアカシアの伐採作業を行った時は、普通の薄手の手袋を付けて作業を行ったのですが、棘が・・めちゃくちゃ手に刺さり、後に腫れる・・・。
といった嫌な思い出が蘇り、その後の作業では100%革手袋を付けて作業をしていますw
そんな苦い思い出のニセアカシアですが、木材としては優秀です。
硬く、比重もそれなりに高く、粘りがあり、色彩も日本の広葉樹の中では独特、虫に対しても強いらしく、欠点としては真っ直ぐな木が少ないので板にしにくいこと、また、貯蔵量が少ないことではないでしょうか?
木材は一般的に流通されるには、ある程度まとまった数量を供給できるストックが必要になってきますが、日本のニセアカシアは欅や樺、ミズナラなどの主要な広葉樹と違い稀に市場に出てくる程度の樹種になります。
今回はニセアカシアの瘤になりますので余計に希少になります。
瘤材について、瘤は見るものを魅了しますが、瘤も樹種によって個性があり、ニレの瘤は枝が集まった瘤なので瘤の点々の部分に割れが入ります、クラロウォールナットの瘤は収縮が大きく、乾燥途中で割れが入ることが多いです、花梨の瘤はいいですねw優等生です。
アカシアの瘤はニレの瘤やクラロウォールナットの瘤と違い綺麗に仕上がりますね。(ニレもクラロも綺麗に仕上がりますが、比較の話になります)
特別手を加えなくても綺麗に仕上がり、硬さもあるので耐久性も高いです。花梨の瘤に比べるとおとなしい色彩で派手さは無いですが、細かい瘤杢ですので見どころは多いです。
人と違う個性的な瘤材が欲しいと思っている方
花梨瘤や他の瘤は持っているし、アカシア??欲しい!!と思っているそこの貴方へ。
市場に出てくる数量が少ない(絶対量が少ない)希少なアカシアの瘤で丁寧に作成したシャープペンはいかがでしょうか?
素敵な木軸ペンは貴方の生活に彩りを与えてくれます、是非この機会に検討してみてはいかがでしょうか。
興味のある方はミンネさんにて販売を行っておりますので、足を運んでいただければと思います。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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