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10月末までの出来事と今後の取り組みなど

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みなさんこんにちは。

最近全然木軸ペンへの取り組みができておりません Orz

気持ちだけが焦り、毎日が1時間や2時間のように過ぎていくと言えば、なんとなく感覚を理解していただけるでしょうか?例えてみると・・色々考えている間に1ヶ月過ぎてしまっていた!!

みたいな感じです。(例えなのか実例なのか・・)

さて今回の内容は

現在の取り組み

現在インターネットで木軸ペンを販売しながら下記のイベントに向けた準備を進めているので少しだけ紹介させてください。

春のイベントに向けて

正式な発表はまだ少し先になるかと思いますが、3月の上旬にイベントを予定しています。

実際に手に触れ、樹種毎の違いなど、様々なことを感じていただける良い機会だと思っています。

制作販売まで間に合わなければサンプルのような形になってしまうかもしれませんが、新しめの金具も少し導入してみたいと考え発注は済ませております。(無事に届けばですが)

また、色々な質問や他愛のないお話など、お声掛けいただければこちらとしてはとても嬉しく思いますので是非続報をお待ちいただければ幸いです。

企業様30周年記念のペン制作

企業様より来年3月末の納期になります

ご注文様は中央アルプスロープウェイで仕事をされた事があり、思い出に繋がりやすいとのことでロープウェイの看板として利用されていた一位のボールペンをご注文いただきました。

好きな木材や、ストーリーのある木材を手にしていただくと、より一層思い入れが深くなると思います。

10月上旬から1ヶ月に10本のペースを作り少しづつ丁寧に良いものを制作しております。

一位の木目のご紹介です。木目から樹齢の高さを理解していただけるかと思います。木材の質は違いますが屋久杉にも似ていますよね。一位としてあまり見かけることが無い程の素晴らしい木目だと思います(特に左側)

当工房は私一人でほぼ全ての活動を行っている関係上、まとまった本数のご注文につきましては少しお時間をいただいております。当然予算や納期につきましては話し合いの中で決めさせていただければと思っておりますので、まずはお話をいただければ幸いです。

樹齢200年以上の欅の製材について

私の特徴は他の作家さんと比べたときに【木の伐採から製品にするところ】まで行えることかと思ったりしています。この欅は自身で倒した物ではありませんが、自宅のテーブル用にいただいてきた欅になります。

直径1メートルを超える巨木ですが樹芯が腐り、中が洞になっていました。(欅にはよくあることです)

洞になっている以上すべての年輪を数えることはできませんでしたが、200年を数えることができました。つまり200年以上の欅となるわけですが、それでも玉杢は数えられる程度しかありません。

長火鉢など工芸品に使われている素晴らしい欅の杢板などはいったいどれだけの樹齢だったのだろうか?と思わずにはいられません。

チェーンソー製材では105cmまでの幅の原木まで製材することができます。長さは土台になる【はしご】などの長さによりますが、工夫次第では10mなどの長尺の製材ができるかと思います。

問題は板にした後に手間がかかるので、結局使いやすい長さ3mや2mが標準になってしまうのかなと。

厚みがなく、割れも入っており売り物にならず、本来であれば山の中で朽ちていくだけの欅の原木でしたが、それでも板にしてみれば立派なもの。約2.5m*1.0m*0.1の板が2枚取れました。

割れなどについては補修し、自宅で使わせていただければお互い?の思い出になるのではと思った次第です(欅さんから見ても)

端材もかなりありますのでそのうち【どんぐり】や【きのこ】その他の素材になるかと思います。

とはいえ、これから板については数年乾燥させて整形していきます。現代のAi技術の進歩に比べ、どれだけ手間がかかる作業なのか・・と思うことも多いですが。好きじゃなければとてもできないことですね。

チェーンソー製材について、自分でもやってみたいと思われる方は多いのではないでしょうか?質問などありましたらお問い合わせやミンネのメッセージからご連絡いただければお答えできる範囲でお答えしますね。

けやきのボールペンについて少し

欅が続きます。

木軸ペン素材には極上の欅の素材しか使用できません(身体が受け付けない的なあれです)

どれも制作途中の画像になりますが、すばらしい木目をご覧ください。

綾目とよばれる年輪ではない小さな山のような連続した木目(この画像では年輪に見えるもの)

欅特有の木目に玉杢のゆらぎ、木目のゆらぎ、樹齢数百年の古木にしか絶対に出せない風合いが現れています。是非手に取って風格を感じていただきたい。

下の画像は神代欅に現れたウロコ状の木目になります。

如鱗杢といった言葉がありますが、画像を見て如鱗杢と感じた木目は一度もありませんでした。

とても細かい杢ですが、このような木目が拡大したものを如鱗杢と呼んだのでしょうか?

如鱗杢について記載してあるサイトや文献など、知っている方がいらっしゃいましたら教えていただければ嬉しいです。

良い木目が現れるとドキドキしてしまいますね。もっともっとドキドキしたいので、日々良い素材を探しています。

材木商の方からは【杢物は近いうちに無くなるから良いものだけを探すのをやめたほうが良い】と言われることが多いです。希少な素材を使って商売をさせていただいておりますが、確かに木軸ペン作家さんが同じスタイルで商売を続けていけば先はあまり長くないのかもしれませんね。

私は良いものを大切に丁寧に加工し、良さが分かる工夫を行い、価値を提供させていただければと考えております。

謎の衝立について

私の趣味の一つである素材の収集について、少し変わった衝立がありましたので少しご紹介したいと思います。

東北のご家庭からやってきたこの衝立ですが、なにか普通の衝立とすこし違っています。

一見普通に見えますが、解像度を上げて見てみると

樹脂が染み出し黒く変色しています。

更に樹脂が集まって固まっている場所もありました。香りは松脂に似ていたので松の瘤だろうか?

と思った訳ですが、松にしては木目(年輪)がとても細かく、松らしくない。

しばらく、色々な文献を調べたり、ネットサーフィンをしたりしましたが。削ってみるのが一番早い。と決断し、切断してプレナーにかけて松脂のような表面を削ってみることにしました。

4つ位のブロックに切断し、荒く削ってみたところ、香りは強い檜の香り、木目も檜系でした。

私の手持ちの中にとても似た香りと木目を持つ素材があり、恐らく同一の樹種ではないかと思ったものがありました。

木曽桧 でななく

台湾から来た【紅檜】と呼ばれる素材が一番質感が近かったです。

恐らく、紅檜だと思います。(屋久杉の瘤でもそうでしたが、現地に行かなければなかなか分からないことが有りますよね)

水に濡らして撮影しているので若干色彩が違ってみえますが、素晴らしい木目であることはわかっていただけるのではないでしょうか?

針葉樹の瘤といえば日本では【屋久杉】、アメリカでは【レッドウッド】、台湾では【台湾檜や紅檜】が有名ですが、そのどれもが樹齢1000年前後の古木から採取されます。

日本の木曽檜の瘤も木曽で見かけることがありますが、イマイチ感動するような木目に出会えません。

それには樹齢が関係しているのか、それとも別の問題なのか、後2~30年の間には是非突き止めたい悩みと思っています。

十数年ほど東北地方にて乾燥されていたはずですが、長野県の気候にすこし馴染ませて、ペンなどに加工していきたいと思います。

こういった良くわからないものを博打的に購入し、当たりを引いたと思える瞬間を味わうと、また次に変なものを買って家族に怒られるんですよね・・。

気をつけますね。\(^o^)/

建設現場の現在の様子

5月末から木曽の山で行っている工事も5ヶ月が経過しようとしています。

おかげさまで1つの工事の検査が終わり、残り1つの工事ももう1ヶ月程で完成となりそうです。

完成した工事の写真の一部

現在の小さなダムの写真

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もう少しで往復3時間以上の通勤から開放されます。

木軸ペンの活動も増やしていかなければいけないのですが、もう少し頑張って取り組み、安全第一で無事に工事を終わらせたいと思います。

最後に

久しぶりの更新だったので内容が多くなってしまいました。その割にペンの関係が少ないですね・・

徐々にペースを戻していきたいと思っています。

3時間の通勤が無くなれば・・・。

長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきましてありがとうございました。

次回はイベントのお知らせをさせていただく予定でおります。

それでは良い1日をお過ごしください!

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