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結果発表!!\(^o^)/

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お待たせしました\(^o^)/

屋久杉瘤について、結果から行きましょう。

屋久杉の泡瘤の中でも粒が細かくて良いもの

でした!! モクペンさんおめでと~~\(^o^)/

こういうことはちゃんとしておきたいので、はっきりさせることができて素直に嬉しかったです。

それでは今回までに行ったことを1つ整理してみますね

①仕入れ

②疑惑

③もんもんとする

④鑑定

⑤結果及び最後に

この5つについて記事にしていこうと思います

①仕入れ

2021年8月のお盆前後にインターネットのサイトを通じて瘤材を仕入れることができました。

インターネットでの取引には屋久杉の瘤の原木が出てくることはほとんど無いので、見た目と直感で本物と思い購入したことが事の始まりとなりました。

大事なポイントは、一般的に屋久杉の瘤や泡瘤と呼ばれるものは一般の人はおろか、九州以外の木材を扱う人間もあまり見る機会が無く、本物に触れる機会が少ない。

といった問題があることでした。

②疑惑

当初、本物と思い、疑うことを知らないピュアな私は、良い物が手に入ったと喜んでおりました。

が、縁があり、知り合うことのできた東京で材木を取り扱っている方と、別の業者の方へたまたま現物と切れ端を見てもらうことができる機会があり、鑑定してもらうことになりました。

そこで、、、ん?。

木目は杉だけど、屋久杉特有の香りがないから屋久杉と違うのではないかと言われ、私は明確に反論することができませんでした。

見た目はネットで検索すると出てくる泡瘤なんだけど、香りがない。

③もんもんとする

個人的には屋久杉の泡瘤だという自信がありましたけどね。

ただし、この瘤を使ってペンにする予定にしていましたから、お客様から同じような質問や、クレームがくることも予想できました。

きちんと質問にお答えできないものを販売できない。と思うことが続いていましたが、京都で販売している屋久杉の瘤のボールペンがおかげさまで売れることが続き、今素材にしている瘤材が少なくなってきていることも、行動を起こす1つの原因となりました。

④鑑定

そして、もんもんとすること数ヶ月。

現地へ行って見聞きしてくればええだけやん\(^o^)/

と思い、屋久島へ鑑定に行くことになりました。

下準備としては瘤の前後の写真の印刷と、端っこを切断し、サンドペーパーで木目がわかる程度に綺麗にした板を持参することとして島に渡りました。

鑑定してもらう業者さんの選定は特には決めておらず、現地で職人さんを探せばいいかなと、軽い気持ちで計画をすすめたのですが、結果的には屋久島で屋久杉工芸を営んでいる2社、武田産業さんと工房ヤマダさんに鑑定していただくことができました。

㈱武田産業さん

屋久杉の土埋木の搬出の第一人者と言われていた高田久夫さんが勤めていた時期もあり、長年土埋木の搬出や加工販売を手掛けてきた、島内では一番屋久杉工芸の販売規模が大きいのではないでしょうか。

店舗の裏には屋久杉工芸を手掛ける職人さんが働く工場があり、店舗の中には数々の木目のすばらしい屋久杉工芸の品を見ることができます。

ちょうど10時の休憩で職人さんが休んでいるときに訪ねていくことができまして、職人さんに写真と切れ端を手にとって見てもらうことができました。即答で【泡瘤】だねと言っていただき、泡瘤は他の部位に比べて香りが薄いことが多いよと教えていただくことができました。

中には油のぎっちり詰まった泡瘤もあるみたいですが、香りの薄い泡瘤の方がおおいような気がすると語っていただきました。

武田産業さんでは合計4名の方に見ていただき、それぞれに泡瘤で間違いないと言っていただけました。

お忙しい中時間をとってお話をしていただいて本当にありがとうございました。

工房ヤマダさん

27年前から工房を立ち上げたヤマダさんは、屋久杉の瘤の収集や、屋久杉の中でも特に良いものをとこだわって素材を収集し、よりよい製品を制作している少数精鋭の工房さんです。

特に瘤の収集は島内1(全国1)位の数を未だに保有しているのではないでしょうか。

ここでも持参した写真、素材を手にとって確認していただき、泡瘤の中でも良い素材だと言っていただくことができ、わしに売らんか?と笑顔で言っていただけたことが印象深いです。

泡瘤を大量に保有していることもあり、色々な種類の泡瘤の木目や、泡瘤の原木を見せていただき、本当に色々な木目の入り方や瘤の形状に違いがあることを知りました。

また、硬さや色彩もまちまちで、簡単に持ち上げられそうな大きさなのに、全然持ち上がらず、石と同じ程度の重さの屋久杉に触れさせていただくことができました。

こちらの工房では鑑定は早々に終了し、その後は工場見学などをさせていただき、貴重な時間を気にするそぶりもせずに、私に向けていただけたこと、大変感謝しております。

結果及び最後に

結果

屋久杉工芸を代表する2社から間違いないと言っていただけたことで結果とするのですが

最初に書いたように、屋久杉の瘤や泡瘤は屋久島内や九州の原木市場に出る機会はあるかもしれませんが、九州より北の地域でセリにかけられるような機会はとても少なく、木材を扱っている業者の方も目にする機会が極端に低いのだと思いました。

一番指摘されることの多い屋久杉の香りにつきましては、一般の杉の6倍から数十倍の樹脂を含む屋久杉ですが、泡瘤に関しては香りが少ない個体が多いらしく、油分が少ないってことなんだと思いますが、屋久杉も十人十色の個性を持っているみたいですね。

最後に

今回このような経験や体験をさせていただいたことは、屋久杉の瘤に対して疑問を持たせていただいたことによって、色々なことを調べるきっかけにもなりましたし、実際に屋久島へ渡り、縄文杉を観察し、原生林を観察し、土埋木を調べ、実際に加工し、販売している方と生のやりとりをし、多大な経験をさせていただくことができました。

現代はインターネットを通じて調べることによって8割から9割の情報が瞬時に手元に届く時代です、でも、残りの1割から2割は画面から手に届くことはありません。

実際に現地に行き、相手の顔を見て、熱意を感じるほどのリアルな体験を聞き、ようやく理解できることがあると思います。

最後に、今回の屋久杉泡瘤の調査のきっかけや、旅の中で関わっていただけた全ての方に、また素晴らしい木目や香りを持ち、私達を感動させてくれる屋久杉に感謝したいと思います。ありがとうございました。

屋久杉泡瘤から作ったボールペン ようやく名前ができました

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