9月23日～25日まで東京ビッグサイトで開催されるグッドライフフェア2022に向けた準備も少しづつ終わりに近づいてきて、少しづつ気持ちに余裕ができてきました。
小さいブースながら皆さんに少しでも楽しんでいただけるような工夫ができればと思っておりますが、経験不足はカバーできそうにありませんので、温かく見守っていただければ幸いです＼(^o^)／
今回はGLFへボールペン5本、シャープペン5本持って行く予定の神代欅について紹介していきますね。
欅と神代について解説していきます。
日本の広葉樹の王様、欅。針葉樹では檜が有名で、建築材として檜と欅は双璧です。
檜の良さは伐採してから少しづつ強度が上がっていく所、樹がまっすぐなので柱として活用し易いところになります。
一方の欅は広葉樹の中では真っすぐな柱が取りやすい素直な形状をしていること。臼に利用されるように割れにくく強度が高いこと、木目が男性的で視覚的な価値のある杢と呼ばれる木目が好まれる理由とされてきました。
木軸ペンに利用する場合は素直な木目の檜よりも、木目に動きのある欅が好まれています。
強度についても針葉樹の檜に比べると広葉樹の欅は硬さがあり、傷がつきにくい特性がありますね。
私は欅の杢の種類の中の玉杢と呼ばれる、親指の指紋のような木目が集まった板目が大好きで、骨董の長火鉢の収集を行っております（家族には内緒です）
話が逸れましたが、昔から私達日本人に愛されてきた代表的な木材が欅になり、樹を扱っている男性はだいたい欅が大好きです。
神代とは
火山の噴火や土砂崩れなどによって木材が地中に埋ることがあります。
地上よりも腐りにくくなった環境で、ゆっくりとゆっくりと炭化しながら周りの土の色に染まった状態で出土される木材を神代〇〇と呼びます。
一般的に神代とは１000年以上埋まっていた木材のことを言いますが、厳密にはロマンを込めて呼んでいることもあるかと思います。
科学的には炭素年代測定法と呼ばれる測定方法がありますので、興味のある方は調べてみてくださいね。
神代の一番の特徴はその独特の色彩にあり、一般的には強度はもともとの木材よりも弱くなっていることが多いようです。
また、乾燥によって割れやすく、特に欅は割れやすく大きな形で完成品になりにくいと聞いています。
2つをまとめてみますね。
古来より私達日本人に大切にされてきた欅が1000年以上地中に埋まり、独特の色彩をまとい、私達の手の中に戻ってきた。
そんなロマンのある木軸ペンになります。
なにかの縁があり、自分の手元に来た木軸ペンは大事にして欲しいと思いますし、この想いはプラスチックの使い捨ての筆記用具には出せない感情になります。
是非当日グッドライフフェアの会場で手に取って、その1000年の持つ重みや感触を確かめてみていただければと思います。
きっと貴方に届くなにかがあると思いますよ。
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