今回は天然カラマツに対してどのくらい希少なのか
について書いていこうかと思います
私の住む長野県ではカラマツの植林が盛んで杉や檜と並ぶか、それ以上にカラマツを目にする機会が多い位昭和の時代に植林されてきました
カラマツは檜に比べて成長が早く、植林する土地もあまり選ばずに植えることができたことがカラマツが大量に植林された理由だと思っています
私が天然カラマツの存在を知ったのは今から15年位前のことで、山の斜面を直す仕事をしている時に年配のおじさんから話を聞きました
そのおじさんはテンカラ、天カラと天然カラマツのことを指して呼んでいました
天然カラマツを略してテンカラと、後に材木商の方は東京では赤松と呼ぶこともあると言っていましたが
日本でのカラマツの生産量のうちの99.99%位でしょうか植林されたカラマツの生産量は、逆に言うと0.01%位の確率で天然カラマツが伐採され市場に出てくる位の確率でしょうかね
基本的に限られた地域に生息する天然カラマツは国が管理する国有林にて自生しており、伐採計画に従って伐採されますが、天然カラマツ単体での伐採計画はほぼなく、風倒木や工事での支障木での市場への流通が主な搬出の理由だと思います
そのため、インターネットなどによって天然カラマツの素材を入手しようとしてもほとんど検索にヒットしません、本当にほとんど天然カラマツの素材や製品は出てきません(床材などで天然カラマツと称した偽物はたまに出てきます)
次の記事では天然カラマツと植林されたカラマツの違い等をしつこくやっていこうかなと思っています
少しでも天然カラマツについて気になった方はネットなどで天然カラマツについて調べてみると面白いかもしれません、そしてどんどん木材の虜になっていくと思いますよ(笑
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