みなさんこんにちは。
12月も中旬にさしかかりもうすぐ2022年が終わろうとしていますね。
あっというまですね・・(毎回言ってる気がする)
さて、前回更新してから1月ほど空いてしまいました。HPの更新はサボっておりましたが木軸ペン工房の活動はサボっておりません(汗)
ということで、色々とまとめていこうかと思います。
樺瘤シャープペンの紹介
現在販売しているシャープペンの中から私がおすすめの1本を紹介していきますね。
画像ではわかりにくいですが、肉眼ではキラキラした木目が素晴らしい樺瘤のシャープペンです。
樺瘤の良いところは花梨を超える硬さ、花梨を超える希少性、花梨には無いキラキラした杢があること、花梨と違った良さのある色彩が特徴です。(どちらも素晴らしい木材ですが、少し比較してみました)
樺とは白樺に代表されるカバノキ科の樹木で木材としてはマカバ、ダケカンバ、ミズメなどが有名で高級家具材として利用されています。ミズメは樹皮の香りが特徴的で湿布のサロメチールの匂いをしています。山でダケカンバや白樺と混ざって生育しているので興味のある方は少し樹皮をめくってみると、ミズメの場合は驚かれることと思います。
カバノキについて興味のある方は是非色々と調べてみるのもいいかもしれませんね。自身の使っている木軸ペンはどのような使われ方をしている木材なのか、もっともっと木材を好きになっていくと思いますよ。
つみキノコ
おまけで勝手に付けさせていただいているキノコの一部を紹介します。
黒柿と花梨瘤のキノコです
今回のキノコはExtra用となっておりますので、通常のおまけとは異なり、通常はもう少しマイルドなキノコになります。ご了承をお願いします。
おまけではキノコかドングリのどちらかをランダムで勝手に入れさせていただいておりますが、ご希望がありましたらメッセージをいただければ対応しますのでよろしくお願いします。
おまけの良さ
普段ペンには適さない木材を加工できるのでワクワクして作業をしております。色々な樹種を加工できるのは私の喜びとなります。不必要な物かもしれませんがおまけとして入れさせていただくことをお許しいただければと思います。
黒柿を探して市場と銘木屋巡り
数年前に原木で仕入れた黒柿の在庫が少なくなってきてしまったので原木か板をと思い、日本で有数の広葉樹が集まる大きな市場、岐阜銘木協同組合へ2日間にわたりお邪魔して入札に参加させていただいました。
といっても目当ての黒柿は落札できず、残念な結果となってしまいましたが、数ヶ月先に大きなセリが行われるようなのでその時に頑張ろうかと思いました。
市場やセリの様子としては、巨大な原木や一枚板は数多くあるものの、販売している原木に値がつかなかったり、欅の販売価格の低迷など、おそらく数十年前に比べると少し活気が無い状態なのではと感じさせられました。
私は木材を生産する仕事をしているわけではありませんが、山の奥地で工事の邪魔になる木材を危険な思いをしながら伐採し、搬出しているので市場へ並べるまでの業者さんの苦労やコストの問題が身にしみて理解できます。原木に数万円の値がついても、そこまでにかけたコストは回収できるのかなと、運賃の問題もありますし。
少しづつインフレに傾きつつある世の中ですが、木材に携わるすべての人の所得が上がり、活気がある業界になっていって欲しいと思いました。(そして私にもそのおこぼれをいただければと・・)
さて、せっかく岐阜市まで来て手ぶらでは帰れないでしょ!といったところで車で15分位のところに河合銘木店さんがあり、せっかくなので立ち寄らせていただきました。
河合銘木さんは特に欅に力を入れている銘木屋さんで、神代欅の杢物と玉杢の板を少し仕入れることができました。神代欅の杢物は木目が超絶細かく、ペン向きだったので仕上がりを楽しみにしていただければと思います。銘木屋さん巡りは癖になりそうですね。
悲しいお知らせ
昨年12月よりお世話になってきたイオンモールKYOTO店内アークオアシス京都駅前店さんより悲しいお知らせをいただきました。
2023年2月をもちましてイオンモールKYOTOさんとの契約を延長しないらしく、閉店となるそうです。
1年にわたり展示販売をしていただきましたが、ひとまず来年の2月までの販売となりました。
現在他店での販売の可能性もありますが、しっかり決まっておりません。
色々と話がまとまり次第報告したいと思いますのでよろしくお願いします。
アークオアシス京都駅前店様には色々と経験できないことを体験させていただきまして本当に感謝しております。また、1年間の間に何度も足を運んで購入していただいたお客様にも感謝しております。
本当にありがとうございました。
まとめ
雑に詰め込みすぎてまとまらないですね・・
今年は雑誌広告の掲載や3月の屋久島での研修、9月のビッグサイトでのイベントなど様々な経験をさせていただきました。来年以降も良い素材を仕入れ、大切な道具として扱っていただける商品として販売を行っていきたいと思います。私の好きな木材を使って人生に彩りを与えられるようにしていきたいと思っております。
来年もどうぞよろしくお願いします。 木軸ペン工房 青木
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